気が付くと両手は頭の上で縛られ、目の前に二人の大佐。二人!?それぞれが私の左右の足を弄んでいる。「中尉の足は最高だな」「この触り心地がたまらない」むず痒くも心地いいが、二人は足しか愛撫してくれない。「もしかして感じてる?脱がせてあげようか」「下着が汚れてしまうね」もう好きにして。
 *ツインタング

2
二人同時に責められ私はおかしくなっていた。「解いてあげようか」やっと腕が解放される。「涎をたらしそうな顔だな。銜えていいぞ」目の前に差し出されたものにしゃぶりついた。「こっちの口は」後ろからも声が聞こえ四つん這いのまま腰を持ち上げられる。「もう溢れてきてる。いやらしいな、中尉は」
 *ツインタング

3
私のものとそっくりに錬成したから寂しい時に使いたまえ。ああ、ちゃんと動くように出来てる。君を私以外のものが慰めていると思うと悔しくて思わず作ってしまったよ。え?そんなもの置いていくな?またまた、欲しいくせに。え?本物がいい?積極的だなぁ。「大佐、独り言気持ち悪いです」

4
「いやっ、やめてくださいっ!ああんっ、そんなとここすらないで…あっ」「くすっ、ホントは気持ちいいんじゃないのか?」ざりっ、にゅるう「はあああん。にゅるにゅるって。何ですか?これ…はあはあ…新しい石鹸ですか?」「シンの国のバスソルトらしいな。Ika no Shiokaraだってさ」
 *すずめさんからのお題「イカの塩辛」

5
彼女はとてもまじめで熱心だ。仕事はもちろん夜の営みも。私の教えた通りに反応し、覚えたことは忘れない。腰の振り方も私の扱い方も日に日に上手くなってくる。最近では私の弱い部分まで探るようになってきた。「くうっ」ヤバい。達するのが早くなってきた気がする。まあいい、その分回数を増やすか。

6
もう、いい加減にしてください。呼吸ができない、溺れそう...あん、そこはダメ、弱いんだから。ダメですってば。今何時ですか?え?もう新年?やだ、年中こうしてたことになるのかしら。ん、んん、はあ、気持ちイイ。こうやって毎年ごまかされている気がするけれど...仕方ない人ね、愛してるわ。
 *新年のカウントダウン

7
とっさに二人でカーテンの影に隠れた。部屋に入ってきたのはマークしている人物。息を殺し聞き耳を立てる。ぞくり。腰に回されていた手がすっと上ってきた。何を考えているのだこの男は!振り仰ぎ睨みつけるがにやりと笑うだけでやめようとしない。動けないのをいいことに、ぺろりと耳まで舐められた。

8
バタン。「あふっ…」扉が閉まると同時にこぼれたのは溜め息ではなく。「なかなかスリリングでいいな」「馬鹿なことを!ばれたらどうするつもりですか!」「ばれるような馬鹿なこと、君はしないだろう?」一度殺してやりたい。「なあ」スリットに手が伸びてくる。「あ、ダメ」濡れてるのがばれちゃう。

9
「あっ…やあっ」のぼせてフラフラな身体を大佐が弄ぶ。中を掻き回され絶頂を迎えようとした瞬間、ドアがノックされた。「たいさー、ちょっといいかー?」やだっ!「ああ鋼の、今風呂上がりだからロビーで待ってろ。15分で行く」動きはそのままで平然と答える彼。「きついな。感じてるのか」嫌な人。

10
キスだけでは止められず車内で始めてしまった。「ひゃっ、う…っく…ゃだぁ…」「嫌じゃないだろう、こんなに感じて」これ以上苛めたら後で怒られるんだろうな。「あっ…車の中は狭くて…密着度が…でもこういうのも…」おっと、照れ屋の彼女がこんなことを口走るなんて珍しい。ではもう少し頑張るか。

11
「ん…ふぅ…んんっ」私から口付けたはずなのにいいように弄ばれる。「そろそろこっちも味わいたいね」「あんっ」滑り込む器用な指。「だめ…」今日はだめ。抵抗するがスルリと下着を剥ぎ取られる。「やだっ」必死に取り返そうとするも間に合わない。「可愛いじゃないか」彼の手には少女のような苺柄。

12
ワンッワンッ!ベッドでコトの最中、突然仔犬の声がした。「だめよ…ハヤテ号…」ワウッ!片手を伸ばして頭を撫でてやるが威嚇をやめない。「こいつ、君がピンチだと思ってるのか…ふん、まあ虐めてるのに違いはないか」「ふっ…あっ、やぁ…あんっ…ああっ…」にやりと笑うと彼は更に奥を突いてきた。

13
「あっ、ああっ」いい声で彼女が啼いている。上気した顔とこの声だけで達しそうになるが、ぐっと我慢して首筋を味わう。「はぁん、いやっ...!」さらにぎゅっと締め付けられ、そろそろ...と体勢を整えたところで足に違和感。「こらっ」彼女を可愛がった後で遊んでやるから向こうへ行ってなさい。

14
さあ、足を開いて。そう、ここがいいんだろう?「あああっ、いやっ」くすっ、君のいやはもっと、だよね。腰が勝手に動いてるよ。いやらしいねぇ。「ふっ、ああっ、もっと、もっと奥に!」今日は積極的だね。え、焦らすな?ふふっ。君が望むならいくらでも。でも、明日恥ずかしい思いをするのは君だよ。

15
キスしながらブラウスのボタンを外していく器用な指。「育ったものだ」スルリと奪われる下着。「大きさ、柔らかさ、弾力…見事だな」彼の手の中で形を変える双丘。「まあ、育てたのは私だけどね」きっと得意顔。男って何でも自分の手柄にしないと気が済まないのかしら。「あんっ」舌で転がされる先端。

16
「君はストレスがかかるとすぐ分かるな」「あんっ」「顔には出ないけどね」「ふ…あっ」「身体は素直だな…いつもこれくらい素直だと嬉しいのだが」「ひゃうっ…やあっ」「おっと、少しやり過ぎたか」「いや…たいさぁ…やめないで…」「周期が早くなると私の楽しみが…。まあいいか、ほらっ」「!!」

17
「准将、一つ確認したいのですが」「なんだね?」「家庭料理というのはこういう体勢で作るものではない、という事実を最近知りました。准将はご存知だったんですか?」「もちろん」「ではなぜ未だこのような…」「この方が君も料理も美味しくなるだろう?食材も再利用できるし…嫌なのか?」ふるふる。

18
「さあ、やってもらおうか」ずいっ「うっ」「勝負に負けた方が命令に従うんだったな」ずずずいっ「ううっ」「ルールを決めたのは君だよ」「姑息な…」「何を今さら」「ん~」つんっ「足りないなぁ」「や、やだ…」「ほらほら」つんつんつん「もっと頑張ってもらおうか」「ふっふえっ」「はっはっはっ」

19
ちゅぱっ。女性士官達が話しているのを聞いて、どんなものなのか試してみたくなった。くちゅり。「何だ、もう終わりか?」「いいえ。ちょっと休憩です」「ふーん」じゅるっ「くっ!」「感じました?」「ちょっとだけな。一体どこで覚えたんだ?」ふふふ、独学です。もっと舌と指を使えばいいのかしら。

20
レストランで二人だけの食事。久しぶりだから少し浮かれてワインも回ってきてる。「大佐のおいしそうですね。欲しいな...」思わず言ってしまった。そんな私に笑いながら一口くれた彼が顔を寄せてそっと耳元で囁く。「その言葉はベッドの中で聞きたいね」どうしよう...今夜きっと言わされちゃう。

21
「ふっ...あっ、ああんっ」一心不乱に腰を振っている彼女。そろそろか。「リザ、言ってごらん」「はあっ...あん。何を...」もう少しかと口内を味わう。「おいしいだろう?」こくり。「まだ欲しい?」「あふっ、おいしい...もっと、んっ...もっとちょうだい」ぞくり。クセになりそうだ。

22
「寂しい時はどうしてるんだ?」「えっ、自分で...しています」驚いた。リザが自慰をしていることもだが、素直に答えたことに。「何を想像して?」「...」さすがに恥ずかしいのか俯いてしまったが、こうなると余計聞きたくなる。「ん?」「...貴方のことです」ほう、それは是非拝見したいな。

23
今頃は食事を楽しんでいるのだろう。お酒も入りその後は…。ずきん。自分だけのものであって欲しいのにそれは許されない。ずくん。身体の中心が疼き、今すぐに彼が欲しくなった。彼に弄ばれたモノを探し出してきて先端をちゅぷりと舐めてみる。違う…そう思いながらも足を開き、自分自身にあてがった。

24
食事を終えて彼女の部屋に戻る。もう寝ているのかとそっと寝室のドアを開けると、夢中で遊んでいる彼女。私に気付き羞恥に染まるが、足の間からは蜜が垂れている。こんなモノで感じているのか、私では物足りないと?嫉妬と怒りで熱くなる。「一人で何を?」ダメだ、今夜は泣くまで虐めてしまいそうだ。

25
どうもお互い誤解があったようだ。これからはもっと分かりやすく伝えよう。しかし君も悪いんだぞ。身体はこんなに素直なのに。私の指が触れただけで感じている。可愛い可愛いリザ。たまらなくなりもう一回と思ったら止められた。疲れたのでと私のモノをしゃぶり始める。ちょっと身体は仕込みすぎたか。

26
美しい太腿を抱え上げキスを落とす。その頃には待ちきれなくなった彼女が目で催促をしてくる。いつもならこのまま彼女の中心へと進むのだが、ちょっとした悪戯心が湧いて足先へと唇を滑らせた。「あっ…」彼女が震える。なるほどここも感じるのか。新しい発見に嬉しくなり、私は何度も踝にキスをした。

27
「ああ、よろしく頼む」「マイルズ少佐からですか?二人だけで大丈夫でしょうか…」「大丈夫さ。マイルズなら何とかするだろう。あの女王様のお守りをしていたんだからな」「はい。…って、何してるんですか!」「ドレスを脱がせてるんだよ。この後は仕事もないし、楽しんでもいいだろう?」「もう!」
 *すずめさんといずみんさんのSS(マイルズ&スカー) サイドストーリー

28
「あの…」そう言ったまま目も合わせず、横を向いてしまった。酷くして何処か傷付けてしまっただろうか。「大丈夫か?」ふるふると首を横に振る。ああ、いつも私の我儘で傷付けてばかりだ。大切にしたいのに。「あの…」消え入りそうな声。「あの…満足していただけました?」私の心臓を止める気か!!

29
「えっ、ダメです。大佐、大佐!」「んん…」こんなに疲れるなんて、どこで何をしてきたのか。何を…考えるまでもない、彼からはいつもと違う香り。「もう、起きてください。せめて着替えてから…」「リザ…」どきりとして固まってしまうのは条件反射。「すまない」寝言のふりで謝るなんてずるいです。

30
ちゃぷん。疲れた身体に温めのお湯が心地よい。「そろそろ出る?」お気に入りのアヒルで遊ぶ私の耳元で優しい声。頷くだけの返事をし、バスローブまで着せてもらう。「ん」そして腕を伸ばしてのお願いに驚きながらも軽々と抱え上げて寝室へ。こんなに我が儘を言ってるのになんでそんなに嬉しそうなの?

31
珍しい、実に貴重なシチュエイションだ。彼女が私の腕の中でスヤスヤと寝息を立てている。情事の後はいつも何故か背を向けて寝ているし、朝も私より先に起きているんだから。うん、この機会にたっぷり堪能しよう。睫毛長いな。白い肌に紅くて可愛い唇は実に美味しそう…いかん、また欲しくなってきた。

32
「何ですか、じっと見て」「うまそうに飲むなと思って」「赤ちゃんですから当たり前でしょう」「そうか...大人が飲んでもうまいのか...いや、味覚は変化するからな...ぶつぶつ...」(嫌な予感)「なあ、飲ませてくれないか?」「馬鹿ですか///」「出ない時は喜んでたくせに」バキューン

33
酷い眠気とだるさは鉄壁の理性を突き崩し、言えない本音を曝け出す。そっと身体を離してベッドから出て行こうとした瞬間、思わず腕を掴んで言ってしまった。否、彼の唇に遮られ最後まで言わせてもらえなかったというのが真実か。消えた言葉は「もう少し」か「もう一度」か。自分でも、もう分からない。

34
「君は…いくつになった?」「女性に歳を聞くのは…失礼…ですよ」「いつまでも若いなって、ねっ」「あんっ、そう…ですか?」「こっちの経験値は…それなり…だがね」「どなたかが熱心…にっ…教えてくれますからっ!」「うっ…努力の跡が顕著だね…今夜は好きにしていいよ」「では…遠慮なく」ちゅっ
 *いずみんさんのお誕生日に

35
「ん…」リザがぎゅっとしがみ付いてきた。「何?リザ」「…ごちそうさまでした」完全に寝ぼけてるな、これは面白い。「美味しかった?」「はい…」「また欲しい?」「……」残念、寝入ってしまったか。「…次は…もっと激しく…」な、なっ、何だと?「リザ?」「…」寝言なのか本気なのかどっちだ?!

36
「雨の日は無能だって?」「あんっ」「そんなに無能かな」「やっ」かわいい蕾にキスを。「あっ...もっと」「もっと何?」「...」「有能なことを証明しないとな」「あっ、だめっっ!!」だめじゃないだろう。くちゅくちゅとかき混ぜると声が甘くなってくる。「それ、すき...」素直が一番だよ。

37
「君の方が無能じゃないか?ほら、こんなに垂れ流して」「あんっ」とろとろと愛液が流れ出る。「お願い...」「え?」「もっと...ぐちゃぐちゃに」彼女の腰が動き始めた。「こんな感じかな」入り口でピストンを繰り返す。「やっ、そこじゃないのっ」「ふうん、どこ?」正確に言わないと...ね。

38
「っ…」くたりとシーツに沈み込み意識を失ったようだが彼女自身はぎゅうっと締め付けてくる。「リザ、リザ、起きて」「ん…」「寝るにはまだ早いだろう?ほら」「やっ」いったばかりの彼女の中を刺激すると白い肌が小刻みに震え出す。「ああっ…!」「私はまだだよ」「やめて」もっとの間違いだろう?

39
乞われるままに唇を重ねると激しく舌を絡めてきた。「ん…んふっ」負ける訳にはいかない。何しろ今夜は有能なことを証明しなくてはいけないのだから。彼女の舌を吸い返し右手で背中の敏感な所を撫でさする。「…んん…ぁ…」弛緩していた彼女が再び私を締め付けた。「いい子だ。まだまだこれからだよ」

40
「だめ…はぁん!」仰け反ったところを抱きしめ、片方の突起をちゅうっと吸い上げる。もちろん反対側を弄るのも忘れない。「やぁっ」髪を振り乱して喘ぐ彼女を見るともっと乱してやりたくなる。再び充満し始めた自身をわざとそのままに舌と指だけで苛める。「はぅっ…動いて」もう少し楽しんでからね。

41
「そうだ、これからは執務室に下着の替えを用意しておこうか」「冗談は…ああっ!」今まで少しも動かさなかった下半身を一気に突き上げる。「どう?」「さっきより…大きくなってる…」「はっ」見当違いな答えに笑ってしまう。「まあ、下着は付けなくてもいいのだがね」想像したのか彼女の中が蠢いた。

42
負けたら衣服を脱ぐのは分かっていたはずなのに、彼の挑発に乗ってしまった。最後の下着を奪われ胸と太ももを触られる。「あっ、ダメ!」あそこはもう濡れてきてるのに形だけは抵抗する。だってその方がもっと気持ちよくしてくれるでしょ?くちゅり。「あんっ…あぁもっと」私っていやらしいのかしら?

43
たぷたぷ「浮力が…ぶつぶつ…いや体積は…」たぷたぷ「君、風呂に入ると肩が楽にならないか?」「は?」むぎゅむぎゅ「これくらい大きいと浮くよね」「なっ、もう!人の胸で遊ばないでください」「ごめんごめん。しかし育ったなあ」きゅっ「あっ…」「そんなに怒らないで」ちゃんと遊んであげるから。
 *ちちの日

44
とても静かでまだ暗い夜明けちょっと前。この時間がいちばん好き。錬金術師の娘でも、国軍大佐の補佐官でもない、ただのリザでいられるから。だあれも知らない私だけの時間。厚い胸板にそっと唇を押し付け、私を絶頂へと誘う彼へと手を伸ばす。くすっ、こんなことしてるなんて貴方は知らないでしょう?

45
触られるのは大歓迎なんだが、さすがにこれでは蛇の生殺し。遊んでいる彼女の右手にそっと指を絡めると全身が固まった。「ばれてないと思ってた?」白い肌が一瞬で真っ赤に染まる。「続けてくれていいんだよ」とっておきの声で囁いてもぴくりともしない。ふむ、まだ時間もあることだし解してあげよう。

46
大丈夫か?えっ、誰のせいかって?それは君が…いや、すまん!私が悪いんです。すみませんでした。家事もハヤテ号の散歩も私がやるから。お願いだからそんな目で見ないで。そうだ、あの店にまた連れってあげよう。好きなだけ食べていいから。機嫌治った?うん。えっ、今夜はしちゃダメっ?!そんなぁ…

47
柔らかさを堪能しつつその先端に吸い付いた。「あっ、やっ!朝からやめてください」分かっていながら律儀に抵抗する。「私の前に晒しているのが悪い」「んふっ…脱がせたのは誰ですかっ」感じてきたね。「その後服を着なかったのは君だ」「どこに着る余裕が…ぁん…」すまん、もう少し楽しませてくれ。

48
「はあ…んっ」腰が艶かしく動き始めた。「朝からいやらしいな。欲しいの?」コクリと頷く。「どこに?言えないなら行動で示して」「もうっ…」「そろそろ時間がないよ」我慢できないのか時間がないことに焦ったのか、おずおずと自分から脚を開いた。今日の逃亡先は近くにするよ、疲れるだろうからね。

49
ちゅぱっ「リザ?」気持ちいいのに途中で止められた。「怪我ばかりして…どれだけご無沙汰だと?」スカートを捲り上げ腰を降ろす。「おい」「ミニスカートは鑑賞するだけじゃないんですよ」くちゅ、ぬぷり「あ…ふっ」「君、もうこんなに濡れ…」「うるさいです」口を塞がれた。やばい、持ってかれる!
 *11.5巻妄想

50
「誕生日?」「はい、忘れていてすみません」私自身が忘れていたんだから構わないのに。「お詫びに、何でも…」「え?」「何でもします!」ああ、そんな真っ赤な顔で言われると期待するじゃないか。「何でも?」「はい」「じゃあ、下着を脱いでそこに四つん這いになって」こくり。えええっ、いいの?!

51
「そんなっ、出来ません!」一戦交えた後のバスルーム。「今日は何でもしてくれるんだろう?」裸の彼女を後ろから抱え上げ脚を開かせる。「あっ、いやっ」余りの恥ずかしさに声まで震えて…苛め甲斐がある。「仔猫みたいに刺激しないとダメかな?」「あっ…ああっ」ほら、出来たじゃないか。いい子だ。

52
執拗に愛撫されるが尿意のせいで集中できない。「こっちは濡れてきたね」「んっ」声も出ない私を彼はさらに追い詰める。「挿れるとどうなるかな」「!」彼の熱いモノが侵入した瞬間に震えるような開放感。「あぁ…」「お漏らしして感じるなんて変態だな」もっと快感が欲しくて本能のままに腰を振った。

53
「中尉、ちょっと」「はい」極秘の話なのか周囲を確認して耳打ち。「今夜行っても?」そんな声で囁かないで。「勤務中です」「誰も見てないよ」耳朶すれすれで唇が動く。「どうかな」「私の意見など関係ないくせに…んっ」舌が入り込む。「そんなことはない。いつも君がその気になるんだろう?」もう!

54
あれ、ここどこだっけ。寝ぼけた頭をフル回転させると寸前までいたしてたコトを思い出して赤面。彼は…あ、難しい顔。考えていることは大体分かる。邪魔をしたくなくて甘えたいのを隠して寝たふり。その瞬間、ぎゅっと私を抱きしめる腕。無意識なのか分かっているのか…本当にタイミングは外さない人。

55
「今夜はたっぷりサービスするつもりだよ」下着の上から指でなぞられる。すでに腰が砕けそうになりながら精一杯の強がりを。「いつもは手抜きなんですか?」「言うね。いつも以上に、という意味だよ」くちゅりと隙間から指が入り込む。いつも以上に感じているのを悟られたくなくて自分から舌を絡めた。

56
「…」「え?」彼女から言い出すなんて、これは私の妄想か?「だからっ…何度も言わせないでください!」そう言うとくるりと背を向けて服を脱ぎ始めた。「…」「嫌…ですか?」恥ずかしそうに聞いてくる。嫌な訳がないだろう!自分の服はそのままに彼女を抱えてバスルームへ。「今夜は大サービスだな」

57
「やあ、おはよう」「おはよう…ございます」目覚めるとベッドに一人で不安だったのに。「よく眠れた?君はくたくたに疲れていたからな、もう少し眠っててもいいよ」なぜこの男はキッチンで爽やかにコーヒーを飲んでいるのか。「…ホムンクルス…」「フッ、そうかもな」ああ、このしたり顔が憎らしい。

58
にゅぷり。彼女の中に入るといつもより熱い。「久しぶりだから感じてる?」潤んだ目でこくりと頷かれ理性がはじけ飛んだ。苦しそうな体勢の彼女を激しく突き上げる。「あっああっ...んっ」甘い声がさらに私を加速させる。「やっもっと...んふっ、もっとゆっくり...お願い」ごめん、できない。

59
「お待たせしました」背後から彼女の声と柔らかい感触。「あ、振り向かないでください」ちゃぷん。ゆらゆらと白濁した水面が揺れる。「見たい」「ダメです…恥ずかしいんですから」ならばと後ろに手を回し腰から足への曲線を堪能する。「あっ、だめ」「見えないから仕方ないな」「…もう」温泉最高!!

60
「ごめんなさいって言ってごらん」「…イヤです」「強情だな」「あの時は貴方も誉めてくれたじゃないですか」「あれは軍人としてだ。女の君が怪我をするのは許さない」「そんな勝手な!あっ…」首筋をぺろりと舐める。「何を今さら。治ったら覚悟しておけ、言わせるからな」「…イヤ」「必ず言わせる」

61
「やっ」「ごめんなさいって言ってごらん」足を広げられ女の部分が晒される。「言うまで許さないよ」「あ…んっ、んっ」くちゅぺちゃりといやらしい音がする度に身体は反応してしまう。「このままでいいの?」「あああっ」敏感な場所を攻められる。「…ごめんなさい…だから…」また陥落してしまった。

62
「やっあ…ひっ!ん…」足の間で蠢く玩具を軍靴でさらに押し込まれる。「君の選択肢は二つ」「んっ、はぅ…くっ」「私を怒らせるか、私に愛されるかどちらかだ」「はっ…あ…あぁっ」「選びたまえ」言葉は違っても未来は同じ…私には選べない。「相変わらず強情だな」黒い焔が彼の瞳の奥で揺らめいた。

63
「今夜の乱れ具合は凄かったな」「うるさいです」潤んだ目で睨んでくるのがまた色っぽい。「そんなによかった?」からかうとギュッと腕を抓られた。「ごめんごめん。シャワー浴びるか?」「動けません」「何?」「貴方のせいで動けないんです!」なんだ、それで怒ってたのか。では私が運んであげよう。

64
「ああっ!」絶頂を迎えベッドに沈み込む彼女。「もう無理…明日に差し支えます…」何度もイかされて混乱しているのか仕事と言えば止めると思っているのか目には涙が溢れている。「残念だが明日は休みだよ」「あ、いやぁっ」再び挿入し唇を合わせると彼女の方から舌を絡めてきた。本心はどっちなんだ?

65
きっと今夜だと覚悟していたけれどいざとなると少し怖い。「ちょっ…大佐っ、待って下さい」「いやだ。私がどれだけ待ち続けたと思ってるんだ」ぐっと抱きしめられ彼の鼓動と熱が直に伝わってくる。「これ以上は待てない…リザ」「あ…」顎を掴まれ唇が重なる。ああそうだわ、待っていたのは私も同じ。

66
「ちょっ…大佐っ、待って」キスの途中でスカートの中に手が侵入してきた。「いやだ。私がどれだけ待ち続けたと思っているんだ」下着の上から敏感なところを擦られる。「これ以上は待てない…リザ」「あ…」キスと同時に隙間から指が滑り込む。「君も待てないだろう?」くちゅりといやらしい音がした。

67
「こういう堅苦しい服は脱がせ甲斐がある」「何を馬鹿なことを」礼服のボタンを外しながらスカートをたくし上げられる。「あんっ」ピリリとストッキングが破かれそのまま下着の中に指が侵入してきた。「今日はこのままでいいな」「ぁっ、あ…いやっ…」「いつもより濡れてるぞ」少し…興奮してるかも。

68
「はぁん、いいっ…あっ、ぁん」自分でクリトリスを弄りながら腰を振る彼女。「どこでこんな事を覚えてきたんだ?」「貴方が…教えたくせに…」ぎゅっと中を締め付けて睨んでくる。「あの幼かった子が…実に感慨深いよ」「あぁん!」奥を突き上げると色っぽい声で喘ぐ。こんなことは教えてないんだが。

69
ぐらりと目の前の紋様が揺れた。「リザ!」何てことだ、秘伝に心を奪われ彼女のことを忘れていた。腕の中で上下する膨らんだ胸、汗ばんだ白い肌…。「 服を着てくれ。君に何をするか分からない」「マスタングさんになら…いいえ、貴方でないとイヤです」彼女と目が合った瞬間、ぷつんと何かが切れた。
 *「初めて」シリーズ 秘伝伝承時ver.

70
「来い!」腕を掴み自分のテントに放り込む。ズボンと下着を一気に引きずり降ろし股間に顔を埋めるが何一つ抵抗しない。まだ硬い彼女の中を犯しても苦しいはずなのに呻き声すら上げない。「帰れ」「…嫌です」「全て忘れて故郷へ帰れ」「忘れません」ただ屈服させるためだけの行為に彼女は耐え抜いた。
 *「初めて」シリーズ イシュ戦ver.

71
「すまない、少尉。ちょっと飲み過ぎた」そう言って抱きつく身体からは微かにアルコールの香り。「酒の力を借りねばならんとは…情けない」そんなことを呟きながら首筋に触れる唇。本気でないことは分かってる、お酒のせいにしてもかまわない、でも私は。「中佐…」そっと彼の手袋を脱がせ指を絡めた。
   *「初めて」シリーズ 中佐少尉ver.

72
「本当にいいのか?」触れるようなキスの後、黒い瞳にはまだ迷いが残っている。「生きて帰ったら抱くと言ったのは貴方ですよ」声が震えそうになるのを必死でこらえる。「そうだったな」ふっと笑って今度は奪うようなキス。きっと彼の目には強い光が戻ってる、そんなことを考えながら初めて体を委ねた。
   *「初めて」シリーズ 決戦後ver.(しろぬこNo.235の続編)

73
寝室に入るとベッドにはこんもりとしたシーツの塊。「どうした?」 ぽんぽんと叩くとそおっと目だけ出してくる。「恥ずかしくて…」「私は今日までかなり我慢したんだ。もう待てないよ」シーツを剥ぐと薄いナイトドレスを纏った新妻が現れた。ふむ、かなり待たせ過ぎたようだ。サービスしなくてはな。
 *「初めて」シリーズ 大総統ver.

74
「どう、分かる?」「…んっ」彼女を陥落させるにはもう少し。「ほらちゃんと言わないとこのままだよ」「ぁ…っん…入ってるの…分かります」言葉にすることで意識したのだろう、中がきゅっと絞まる。「もっと素直に」「はぁ…ひゃ、やぁっ、あんっ、いいっ…」耳元で囁くように命令すると枷が外れた。

75
「壊れそうだな」ベッドに私を押し倒して彼が呟く。「大きいのを買わないか?」「部屋に入らないですよ…ん」キスをしながら服を脱がせ合うとベッドが軋む。「一緒に住む時はキングサイズにしよう。色んなことができそうだ」今夜もきっとやりたい放題のくせに。私とベッドとどちらが先に壊れるかしら。

76
「ん…はぁ」シャワー中に人の気配を感じ、振り向いた時には唇を塞がれていた。「どうやって…」「いつものように」そうだった、この男には鍵も壁も意味がない。どんなに硬く閉ざしても簡単に私の中へと侵入する。「後で元に戻してくださいね」「ああ」でもその強引さが愛しくて、さらに奥へと導いた。

77
やばい、二人とも行為に夢中で忘れていた。慌てて抜こうとするが腰に脚を絡ませて中をぎゅっと 締め付けてくる。「お、おい」「いやぁ、抜かないで」リザの目はとろんと蕩け完全に理性が飛んでいる。「たいさの…ぜんぶほしいの…」「知らんぞ」そう言いつつも必死に計算し、大丈夫なことを確認した。

78
私の狗が珍しくおねだりなんかするものだから、とびきりのをプレゼントした。 白い肌に濃い紅がよく似合う。「お礼はしてくれないのか?」グイと鎖を引っ張ると紅い唇を開けて咥え、躾けたとおりに舌を動かし始めた。「いい子だ。上手くできたら可愛がってあげよう」本気になる狗が可愛くてならない。
 *かりんさんの素敵絵より妄想

79
疲れて眠り込んだ彼女からそっと首輪を外す。乱暴に扱ったせいで紅い痕が残っている。「すまん」その痕をぺろりと舐めるとくすぐったいのか彼女が首をすくめた。「すまない」舐め続けているとうっすらと目を開ける。「最後は優しくしてくれて…気持ちいいから…いいんです」また調子に乗るがいいのか?

80
「痛っ…」 出来たばかりの傷跡に熱めのシャワーがしみる。爪は短い筈なのに必死でしがみついてくるからいつも何処かに痕が残る。今日は背中と右腕か、鏡を見て確認するとにやりと笑っている自分がいた。彼女がそこまで必死になる相手は自分しかいないという証拠の爪痕。さて、いつ指摘してやろうか。

81
ちゅぽっ。「あ…」「物足りなさそうだな、ここは。指に吸い付いてくる 」 中から引き抜いた指をペロリと舐める。「焦らさないでください…」羞恥心をかなぐり捨てて懇願する私を愉しんでいる。「焦らす?いつも焦らされているのは私の方だよ」「んっ!」再び指で侵される。今夜も…眠れないみたい。

82
シャワーを終え寝室へ向かうとベッドでは男が既に眠っている。疲れているなら自宅へ帰ればいいのに…。「きゃっ!」髪に触れようと伸ばした右手を掴まれた。「起きてたんですか」「騙された?待ってたんだよ君を」「嘘、寝息立ててましたよ」ベッドに座りガウンを滑らせる。「ばれたか」この顔に弱い。

83
彼に跨り上着を脱がせネクタイを緩める。楽しげに歪む唇を塞ぎシャツのボタンを外していくと鍛えられた肉体が目に入った。「もう終わりか?」止まった右手を掴まれ硬くなっている彼のモノへと導かれると焔のついた身体は再び動き始める。「欲しいの…」唇だけで彼に告げ邪魔なベルトを外しにかかった。

84
「ひゃっ、何!?」濡れたそこを冷たく硬い物が蹂躙する。「指よりイイのか?溢れてるぞ」「いやっ、早く貴方のを…」「仕方ないな」熱いモノが挿入され悦んだ身体はすぐに絶頂を迎えた。翌朝出勤した私が目にしたのは机の上に無造作に置かれた万年筆。「ああ中尉、それは私のだ。返してくれ」この男!

85
気が付くとベッドには私一人で周りには衣服が散乱している。「…どこだ?」気配を探して寝返りを打つとドアの開く音がして彼女が戻ってきた。「喉が乾いたので」薄闇に浮かび上がる美しい肢体に一度は昇華したはずの欲望が再び沸き起こる。「もう一度しても?」言葉の代わりに素直なキスが返ってきた。

86
「物足りなかったか」そんなはずはないことを承知で問い掛ける。「…かも…しれません」少しはにかみながら悪戯な唇がとんでもない爆弾を落としてくれた。「では」体勢を入れ替え彼女を組み敷く。「満足するまでお相手しよう」挑戦的に顔を寄せるとまた彼女からキス。明日動けなくても文句は言うなよ?

87
「ふう…疲れたな」「休憩なさいますか」彼は返事もせずに壁に近付くとパン!と両手を合わせた。錬成光とともに現れたのは豪華な扉。「閣下?」中を覗くよう促された先は小さな部屋で呆れたことにシャワーまで備え付けてある。「やっと使える日がきたな。さあ、休憩しようか」問答無用で連れ込まれた。

88
一人掛けのソファに座り彼女を膝に乗せる。「いつの間にこんな部屋を…ぁん」スカートから剥き出しになった脚を撫でると頬がピンクに染まる。「休憩場所が欲しくてね」唇を重ねる度に彼女が潤ってくるのが布越しにでも分かる。「君もその気じゃないか」「もう」睨みながら腰をくねらせる姿が堪らない。

89
もう待てない。部屋に入ると同時にお互いの唇を貪り合う。彼は私を側のチェストに乗せて器用にドレスをたくし上げ、私は彼の上着を脱がせネクタイを緩める。「んっ…ん、あ」永遠に続くかと思うようなキスの途中でいきなり彼の熱いモノが私の中に入ってきた。でも大丈夫、準備はとっくにできてるもの。
 *かりんさんのイラストより妄想

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しっとりと汗ばんだ項に舌を這わすと身体が跳ねた。「んっ、やめ…て」 「起きろ」再び落ちそうになるのを許さず熱が残る場所を掻き混ぜる。「ぁん、あっ」私の手から逃れようとするが上手く身体が動かないのか更に咥え込んでいく。「や…もう、いやぁ…」喘ぎ声が啜り泣きに変わり劣情が刺激された。

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「ん…やっ」下着をずらし彼のモノが強引に入ってきた。「はぅ…ぁっ、こんな所で…」「誰も来ないさ。それとも見られたいのか? 」ニヤリと笑って激しく揺さぶる。「あんっ、あ!」何かの気配がして彼にぎゅっとしがみついた。「何だ…猫か。でも見られて感じるんだな、凄く締まってるよ」  馬鹿!

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「今日は趣向を変えよう」震える手で本を開いた私に彼がそう告げた。「ほら、読んで」『…彼の舌が…首筋から背中へとゆっくり降りて…あんっ』生暖かい感触が首筋を這う。「続けて」『ん、ふっ、右手は…右手は…茂みをかき分け、小さな蕾を弄り…あ、ぁあっ』背後で彼が満足そうに笑うのが分かった。

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「風邪を引くぞ。早くパジャマでも着ろ」「いやです」今のは聞き間違いか。「そんな格好でウロつくな」「いやです」全く言うことを聞かない。「だったらさっさとベッドに来い」躾直してやろうと思えば自分でバスタオルを剥がし隣に潜り込んできた。頑固なんだか素直なんだか。扱いにくくて可愛い女。

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  脚を広げられぷくりと膨らんだ一点を集中的に愛撫される。「ふっ…はぁ、んっ」「何だもうイったのか。身体は素直だな」気付かなかった貴方が悪いんです。手を伸ばし硬さを増した彼の雄に触れる。「言わせようと思ったが…待ってられん」「あっ、ぁああっ」冷静なのか熱いのか。扱いにくくて愛しい男。

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「あ、そこ…あっ」彼の舌と指が徹夜明けで疲れた身体を苛め抜く。「やっ、ぁん…」突然彼が体を離して言い放った。「残念だがここまでだ。終業まで我慢したまえ」「そんな…」私のアソコはもうぐっしょりで下着もその役目を果たしていない。「気持ち悪いなら脱げばいい」朝から究極の選択を迫られた。

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リビングに入るなりキスをせがんできた。素直に家までついて来たのはそういうことかと素早くズボンを降ろしてやる。「脱がなかったのか」「…」「 どちらでも同じか。ズボンまで染みてるぞ」「や、ぁんっ…」すでにぐっしょり濡れている布の上から指でなぞると腰を揺らし始めた。今夜も楽しめそうだ。

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確かに「もっと」とおねだりした。久しぶりだったし、お酒も入っていたし…何よりもっと気持ちよくなりたくて。「はぁんっ…そこぉ!」また私のイイ所を的確に突いてきた。声を上げる度に彼がほくそ笑んでいるのが分かる。もう、何人の女をこうやって悦ばせてきたのかしら。悔しさと嬉しさの境界線。
 *かりんさんのイラストより妄想

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「馬鹿ですか」動く度に湯が揺れて身体に花びらがまとわりつく。「酷いな、花瓶がないと言うから考えたのに」「だからって…勿体ない」可愛くない口を利くが表情からは花の薫りに酔っているのが分かる。「張り付いて気持ち悪いです」「そうか、では」「ぁん」花びらを取る振りをして胸の蕾を味わった。

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深いキスに怯えていた舌が応え始めたのを感じ、手を太ももの間に滑らせる。茂みの奥は少し潤んでいてゆっくり馴染ませるように指を動かすと微かに甘い声が漏れた。その後、彼女をどう扱ったかなんて覚えていない。でも今こうして腕の中で微睡んでいる姿を眺めると、それほど悪くはなかったのだろうか。

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微睡みから目覚め無精髭の生えた顔を見上げる。見慣れた顔だけれどまさかこの位置から眺める日が来るなんて。「このまま死んでもかまわない」何処かに残っていた少女が告げる。「これからもずっと抱かれたいの」溢れ出した女が望む。でも今はこの温もりを堪能したくて…彼の腕の中でそっと目を閉じた。