101
朝日が差し込み始めた執務室に自分の喘ぎ声と水音だけが響く。「随分いやらしくなったな」揶揄するような言葉に必死で振っていた腰の動きを止めた。「お気に召しませんか?」「いや、実に私好みだ」にやりと笑って突き上げてくる。そんなこと言われると…もっと喜ばせたくなってしまうじゃないですか。

102
ドアの外で人の気配がして目が覚めた。隣では先程まで飢えた瞳で私を貪っていた彼女が清らかな天使のような顔で寝息を立てている。二人一緒に休んでいるところを見られたかもしれないが、奴らなら前髪を燃やすくらいでいいだろう。下ろしたままの金髪を弄びながら、ぼんやりとそんなことを考えていた。

103
イきそうになるたび動きを止められ、余りのもどかしさに自分でシャツのボタンを外す。「はあ、ん…」固くなった先端を下着の上から弄ると声が漏れた。「何だ、触って欲しいのか」また動き始めた彼が後ろから囁く。「あ…お願い…触ってください、ん、ああっ」指が直に触れた途端、頭が真っ白になった。

104
片足を担ぎ上げさらに奥深くへと彼が侵入してきた。シャワーも浴びずにいきなりだなんてどれだけ飢えていたのか。溢れる愛液が彼のものと混ざり合い、結合部から太ももへと流れてくるのが分かる。「ふあっ…!ん、気持ちいいっ…」たまらない快感に思わず声を上げ自ら腰を振る。ああ、もっとください。

105
上下の口を塞がれて身体が一気に熱くなる。口内の彼は自由に蠢き私を翻弄するのに、膣内はほとんど動かないのが焦れったい。アンバランスさが熱を産み、自ら腰を振ろうとするが固定されて動けない。「じっとしていろ。今から啼かせてやる」また彼のいいようにされるのか。悔しくて中の彼を締め付けた。

106
「ん…あついです」「どこが?」彼女の中で己をゆっくり動かしながら意地悪く尋ねる。「あ、ん…全身が…です」「それは風呂のせいかな」そう言って上気した肌を抱き寄せると、彼女は熱に浮かされたような表情で私の頬に触れてきた。「貴方のせいです…」思いがけない甘い言葉に私も一気に熱くなった。
 *かりんさんの素敵絵より妄想

107
「あ、あぁっ、もう…」「欲しい?自分でどうぞ」そんなこと恥ずかしくて出来るわけがない。「腰を降ろせばいいだけだ」熱い先端で入口を刺激してくる。「できるようにしてやろうか」どうするというのだろう。『自分で挿れろ』「やんっ、ふ…う、ぁんっ!」耳元での静かな命令に身体が勝手に反応した。

108
「もっと開いて」気怠い身体を動かして彼の前で足を開く。「えっ、や…何?」下腹部から内股、そして先程まで彼と繋がって蕩けていた場所に生暖かい感触。これは…バター?!「ハヤテ号来い」ワンと嬉しそうな声がした。「美味しそうだろう。食べていいぞ」「あ、やあ…ぁああん」飼い犬にイかされた。

109
「ん、ふっ…やめて」吐息混じりに掠れた声が漏れる。「職場でこんな、あっ」硬くなった先端を口に含み抵抗できなくしたところで一気にズボンを引き下ろす。「いやっ…馬鹿!ぁ、ああっ」もっと罵っていいのに彼女の中は熱く蕩けて私を受け入れる。「酷いひと…」駄目だよ、愛してるとしか聞こえない。

110
何だろう、先程から全身が熱い。空腹時につまんだチョコレートがいけなかったのかしら。身体の奥がきゅんとして喉が乾くようなこの感じは…。落ち着こうと目を閉じると浮かび上がるのは昨夜の痴態でますます顔が熱くなる。「中尉、どうかしたか?」どうしよう、仕事中なのに彼に縋り付いてしまいそう。

111
「綺麗な夜景だろう」背後からスリットに手を忍ばせ太腿を撫でてくる。「外から見えます」「この高さでわざわざ覗く奴などいない」器用な指がドレスをはだけさせ下着の紐まで外してしまう。「いやっ、だめ」「見てるのは私だけだよ」硝子に映る黒い瞳。「あ…」羞恥に身体を捩るとくちゅりと音がした。
 *かりんさんのお誕生日に

112
勢いよく降りかかるシャワーを止めて彼が振り向いた。白いシャツが透け、その下に隠されていた肉体がくっきりと浮かび上がる。誘われるままに手を伸ばしその形をなぞっていると彼も私のシャツのボタンを外し始めた。お互いに無言で相手の身体を愛撫する。冷たい身体がじわじわと熱を孕み一気に弾けた。

113
触れてもいないのに胸の先端が立ち上がりその存在を主張している。腹の辺りまでボタンを外してやると少し楽になったのか彼女が笑みを零した。ふと思い立って背を向けさせる。ぐっしょり濡れた白いシャツが肌に張り付き美しい文様が透けて見える。途端に湧き上がる独占欲。これは私のもの、私だけの女。

114
「休みなのに出掛けなかったのか」分かっているくせに嫌な人。「では楽しませてもらおう」ソファに座るとスカートをたくし上げ脚を開かされる。「確かにこれでは出掛けられないな」太腿を舌が這い、一日中外気に晒されて充分に潤んだ部分を指で弄られる。飢えを満たされる悦びにとろりと愛液が溢れた。

115
「あ、じゅんしょ…ああっ」イク時ですら名前を呼んでくれない。「恥ずかしいです…」もっと攻めれば呼ぶのだろうか。明かりを点け俯せの彼女の腰を持ち上げる。「よく見えるよ」ヒクつくそこをちゅるっと吸うと白い手が伸びてきて自分で広げた。「もっと…ください」そっちの方が恥ずかしくないか!?

116
薄明かりの中、すっと視界が閉ざされた。大きな掌、長い指、何よりその存在を主張してやまない手袋。警戒心を解き自ら目を閉じて彼の気配に集中する。腰から這い上がり胸の先端を掠めるように動く左手。次はどこ?この後は?予測不可能な行動に興奮し、身震いしたその隙を逃さず首筋に噛み付く肉食獣。
 *かりんさんのイラストより妄想

117
君と二人戯れてふかふかのベッドに横たわる。ピンクの先端が透けて見える軟らかそうな胸、細く引き締まった腰、程よくむっちりとした長い脚。薄い布一枚では隠しきれない美味しそうな身体を今夜はどう料理しようか…と、おい、こら。可愛い君をじっくり堪能したいんだから、焦ってそんなに強く噛むな。
 *いそろくさんのイラストより妄想

118
ぬらぬらと光る秘所に口づけようとした瞬間、ぐいっと鎖が引っ張られた。首が締め付けられて一瞬息が止まる。「ダメでしょう。ちゃんと脱がせて」命令のままにストッキングの端を咥える。「上手くできたらご褒美をあげるわね」空いた手でくちゅくちゅと自分自身を弄りながら彼女は悪魔の笑みを零した。
 *いそろくさんの黒ザベスたんイラストより妄想

119
くつろげた彼の股間を足先で撫でさする。ギュッと踏む度に大きくなっていくのが分かる。「挿れたいの?」鎖を引き顔を近づける。「下着、汚してるわよ」中指で円を描くように先端を刺激するとじわじわと熱い液体が滲み出てくる。そろそろ私も欲しいのだけれど最高の快楽を得るためには我慢も必要なの。
 *いそろくさんの黒ザベスたんイラストより妄想

120
私を銜え込み快感に震えている彼女を数回突き上げるとぐらりと胸に倒れ込んできた。「お遊びはここまでだ」先程まで自分を拘束していた鎖で細い手首と片足を縛る。「何を…」「簡単にはイかせないよ」ずるりと自身を引き抜き体勢を逆転させる。さて、イかせてと泣いて懇願するまでどれだけかかるかな。

121
溢れた体液が太腿を伝い、膝まで降ろした下着を濡らす。「ぁ…たいさ…」「イけないなら指を増やせばいい」こちらを見もせずに言い放つ。「んっ、は…あ」「仕方ないな」靴音が近付く。「これでどうだ」触れてくれると期待した手がドアに掛かる。「ぃや、あああっ!」ぞわぞわと全身に快感が広がった。

122
執務室での彼女は決して声を出そうとしない。少しでも漏れそうになれば私の唇に吸い付いて舌を絡め、声ごと全てを飲み込んでしまう。「ん、ふ…んっ」だが、ここからは許さない。絶頂が近いのを感じると唇を引き離し唾液の垂れる首筋を舐め上げる。「あっ、ああああ!」この声だけは聞かせてもらおう。

123
普段は触れられない手が身体中を這い回り、遠くを見ている目が私を見つめる。けれど彼の心にあるのは他の女か、国か、それともこの背中か。見えないそれらに煽られて夢中で彼を中へと誘う。抉られ、締め付け、熱が放たれる瞬間、彼は私だけのものになる。そして身体が離れると、ごぽりと溢れる醜い心。

124
「次は下着を降ろして、俺がいつもやるように」細い指がおずおずとピンクの襞をかき分け中に入っていく。「あ…ん」恥ずかしいと余計に感じるのだろうか、段々と水音が激しくなる。「初めてなのに上手いな。ここまで垂れてきそうだ」「やっ、見ないで」こんなにも彼女がエロかったなんて嬉しい誤算だ。
 *かりんさんの鷹目ちゃんイラストより妄想

125
彼女の全てを暴こうと激しく全身を揺さぶる。「はぁっ、あっ…そこっ」白い首を仰け反らせ甘い声を上げるが、聞きたいのはそんなものではない。「リザ」耳介を舐め低く囁く。「何を考えている?」「なに…も、はぁ…考え…んっ、あぁっ」ぎゅっとしがみついてくるだけで、今夜も彼女の心は分からない。

126
帰りそびれた深夜3時。身も心も疲れ切っているのに、強引な唇と舌は私を従わせようとする。「他所でなさってください」「君しかいない」嘘ばっかり。股間を蹴り飛ばそうとした足も器用に押さえ込まれて。「私に見合った女というのはそういなくてね」舌を噛み切ってやろうと憎たらしい顔を引き寄せた。

127
上着を脱がせるのももどかしく、ズボンを引き摺り下ろしてねじ込んだ。さっきまで拒んでいたくせにそこは簡単に私を飲み込んで絡みつく。「ん…ふっ、んんっ」興奮した彼女からの激しいキス。舌を喰い千切られそうなスリルに下半身が硬さを増した。このまま朝まで貪ってドロドロの中果ててしまいたい。

128
彼の肩に掴まりゆっくり腰を降ろしていく。「あっ…はぁ」全てを飲み込んで顔を上げると彼がじっと私を見つめていた。「動いて」言われる前から疼く身体はリズムを刻み始めている。「あんっ、あんっ」彼の指に力が入り臀部に食い込む。一気に上がる体温。「熱い…!」あまりの熱にシャツを脱ぎ捨てた。
 *かりんさんのイラストより妄想

129
二人で座る椅子がギシギシと音を立てる。「あんっ、こんな格好…誰か来たら…」「誰も見てないだろう?」下からの突き上げが激しくなった。「貴方が、んっ…見てるじゃ、ないですかっ」「君の背中しか見えてないよ」そう言って私の足をさらに大きく広げる。「嘘つき」窓に映る黒い瞳がニヤリと笑った。
 *お題「執務室で『誰も見てないよ』『いや、貴方が見てる…』的なロイアイ」

130
脚の間で揺れる金の髪を撫でる。短い髪のせいか、少女のような君にこんなことをされると不思議な気分になる。「ヤバイな」「え…気持ちよくないですか?」唇と私の間で唾液が光る。「いや、随分上手くなったと思ってね」「そうですか」誇らしげににっこり笑うと、彼女はまた音を立ててしゃぶり始めた。

131
「おいで」呼ぶ声に素直に顔を上げ、にじり寄ってくる。キスをせがむ彼女をあやしながら下着に手を伸ばすと、そこはもうぐっしょりで。「このまま挿れるか?」こくりと頷いて下着をずらし私を飲み込んでいく。「ん、あっ、あぁんっ」教え込んだのは自分なのに、すっかり彼女に支配されてしまっている。

132
キスだけかと思ったら胸に手が伸びてきた。「だめです、こんなところで」「誰も来ないよ」インナーをずらし首筋を舌が這う。「最近、運動不足なんだ」ズボンの前に手を滑らせると布越しに熱が伝わってくる。「帰りましょう、閣下」残念そうな彼にそっと囁く。「ここでは激しい運動なんてできませんよ」

133
固くなった胸の先端を摘まれ、中がきゅっと閉まる。彼の形を意識してしまうとイきたくて堪らない。「お願い」「自分で動け」背中越しに意地悪な声。「…無理です」「動けないなら弄ればいい」「いやっ、そんな…あっ」陰核を捏ねられ腰が跳ねる。「動けるじゃないか」操られたように指がそこに触れた。

134
「ん…やっ、あんっ、あんっ…!」後もう少し、というところで彼の動きが突然止まった。「たいさ?」「もう一度呼んで、俺の名前」まさか無意識に口にしていたの?「呼んで」狡い、私がこの顔に弱いの知っていて。首を抱き寄せほとんど聞こえないくらいの小さな声で囁くと、また彼が激しく動き始めた。
 *俺タング

135
「マスタング准将の副官が、最近色っぽくなったと評判だぞ」「ぁんっ、まさか」身体をくねらせ甘い声が漏れる。「本当だよ。また胸も大きくなっただろう」手に余る柔らかい肉を揉み込む。「んっ…ふ、そうだとしたら…貴方のせいです」下半身を指ですっと撫で上げられた。困ったな、これからが心配だ。

136
「だめ…ん、聞こえちゃう」外で兵の気配がする度に身体が強ばる。「ああ、ヤワなテントだから声も動きも漏れているかもしれんな」「いやっ、ん…んんっ」唇を噛み必死で声を抑えるが、わざと激しく揺さぶられて我慢も限界。「も…キス、して」崩れた髪をかき上げ薄く笑う唇に、私は自らを押し付けた。

137
「うっ」指に力が入り掴んでいた太ももに指が食い込んだ。「ん…ちゅうひゃ、ひもひいいれふか?」幼い顔が私を見上げる。「こら、咥えたまま喋るな」「ふぁい」「全く、こんな短いショートパンツなんか履いて…私が師匠なら許さないよ」布から覗く白い肌を弄りながらしゃぶらせていて何を今さらだが。

138
目の前を横切る太ももを捕まえソファに押し倒す。「こんな格好で外に出るなよ」白いホットパンツから伸びる脚に指を這わせ、吸い付くような感触を楽しむ。「出ませんよ。いい歳ですもの」「見た目は十分若いぞ。ところで下着のラインが見えないが」「あら、分かります?」どうやら誘われているらしい。
 *いそろくさんが素敵な漫画にしてくれました

139
「あっ、は…そこっ、ああん!」彼の支えがなくなった途端、その場に崩れ落ちてしまった。冷たい床に素肌が触れぶるりと身体が震える。「…何か着るものを…貸してください」「後でな」力なく投げ出した足に再びハイヒールを履かされる。「まだするんですか?」「足りないようだからな。ほら、立って」
 *モエール大学の宿題「ハイヒール」

140
上着を預かるとドサリと背中に感じる重み。「労わってくれ」何時の間にか釦が外され、硬くなった先端を弄られる。「ここでは駄目です」彼の指に素直に反応する身体が恨めしい。「したいなら…大総統執務室でお願いします」「君を喜ばせるには出世するしかないのか」ええ、だから早く昇進してください。
 *こはくみつばさんのたんぐ、たんぐより妄想 (しろぬこNo.437の続き)

141
「んっ!」剥き出しになった陰核を甘噛みされ腰が跳ねた。「もうイったか。次は…」「あっ、いやぁ」指でも性器でもない柔らかいものが差し込まれ、じゅるるっと吸い上げられる。「やっぁん…吸わないでぇっ」小刻みに下半身が震える。「さて、何回イけるかな」足の間から顔を上げ黒い悪魔が微笑んだ。

142
「んっ、何を…殺されたいのですか」辛辣な言葉とは対極の甘いバニラのような匂い。その出処が知りたくて彼女を一枚一枚剥いていく。「ここか?」「ぃやっ」「ここも、ここも違うな」「も…やめ…」探究する指がくちゅりと音を立てた途端、それは一層強くなり私の雄を刺激する。ふむ、抱けば分かるか。

143
「今は?」「指が…入ってます」「何処に何本?」「私のアソコに…2本」恥ずかしいことを強要されて感じてしまう自分が悔しい。「ここ触ってみて」言われた通りに陰核を指で捏ねるともうダメ。「私の手はどうなってる?」「あ…愛液でぐちょぐちょです」「よし」欲しかったモノがやっと宛てがわれた。

144
「中尉」「っ!」「ここも性感帯だ。知ってるか?」突然のことに落とした資料を拾うこともできない。「や、んっ」恥ずかしい所を舐められるようないやらしい音が直接鼓膜を刺激する。「感じてきた?」「そんな…」「腰は動いてるぞ」「あっ」硬く尖らせた舌で反対側を侵され下着が濡れたのを自覚した。

145
どれくらいこの行為を続けているのか。目に入るのは貴方の身体とシーツの色だけ。眠り込んでも相手の性器を愛撫し起こしてはまた交わる。聞こえるのは互いの声と身体が触れ合う音だけ。「何時ですか…」「気にするな」声と動きでまた快感を与えられ思考が飛ぶ。そうね、今私が求めているのは貴方だけ。

146
いいところで彼女の動きが止まった。「どうした?続けろ」返事もせず私に跨がり丸い尻を近付けてくる。「ん…」自分で広げたそこは涎を垂らしヒクヒクと男を誘っている。望み通りそこに舌を伸ばすと私への愛撫が再開された。目の前で揺れる羞恥と興奮でピンクに染まった肌を眺め教育の成果に満足する。

147
「ここがいいんでしょう?分かるわ、自分のことだもの」女が私の感じる場所を的確に刺激する。「いやぁっ」ぐちゅりと彼のモノに似せた張型が挿入された。「あっ、ああああっ」「うふふ。ぐちょぐちょね…あんっ」「君も濡れてるぞ、エリザベス」女の中に侵入した彼の目が命令する…そのままイけ、と。
 *リザサンド

148
「柔らかいな」ごつい手の動きに合わせて肉の塊が形を変える。「胸は勿論だが腰も、中も」彼の言葉に反応して下腹部がきゅっと収縮する。「…っ、普段はお堅い副官殿が、実はこんなに柔らかいとはね」苦しげに眉を顰めながらも私を見る目は楽しそうだ。「女…ですから」そう、女にしたのは貴方ですよ。

149
手袋の匂いを嗅ぎ二の腕に残された痕に舌を這わせる。そうやって濡れたいやらしい場所に右手を忍ばせ自慰に耽っても満たされない。自分の喘ぎ声と激しくなる水音だけが一人の部屋に虚しく響く。「私は必要なさそうだな」「ん、あ…たいさ…」見られた恥ずかしさより彼への欲望に濡れる自分が浅ましい。

150
「そのまま来たの?無粋ね」「君、私の礼服姿が好きだろう。女性の望みはできるだけ叶えてやりたくてね」言葉とは裏腹に嬉しそうな彼女の腰に手を回す。「じゃあ…こちらも期待していいのかしら」振り向いた彼女は私の軍帽を取り上げ、股間をそっと撫で上げてきた。「もちろんだ」期待は裏切らないよ。
 *みつばさんの613絵から妄想

151
「脱げ」言葉に従い下着を降ろすと机に両手をついた。白い肉を割り濡れてもいないそこに一気に挿入する。「う…ぐっ、は…」「声を出せ」「ん、ん…」必死で唇を噛んで耐える姿は嗜虐心を煽るだけだというのに。「ふん、いつまで我慢する気だ」指で陰核を潰すとひっという悲鳴とともに中が濡れ始めた。

152
繊維の上を指とペンが撫でていく。その感覚と際どい場所に錬成陣を描き込む真剣な目に身体の中心が熱くなる。「あ、ふ…」「動くな」いくら命令でも内股の震えは止められない。「何だ感じてるのか」「ちが…ひぁっ」「今はこれ以上濡らすなよ」うっすらと染みができている部分をつっと舌でなぞられた。
 *いそろくさんから素敵な絵をいただきました

153
ビリッという音とともに彼女の中へ指を潜らせた。「濡らすなと言ったはずだ」「はっ…ぅ」溢れる粘液を拭い取っては内股の陣に擦り付ける、その行為を繰り返すだけで入り口が蠢き始めている。「申し訳ないが、続きは仕事の後だ」「あ…」汚れた指を彼女の前に差し出すと名残惜しそうに舌を絡めてきた。

154
一戦交えた後、微睡んでいる私の腕から抜け出した彼女。水でも飲みに行ったのかと思えば何かを取って来ただけらしい。「似合いますか?」腹の上に跨がりにっこり笑った彼女の頭上には私の軍帽。「セクシーだが…しっかり押さえてないとすぐに脱げるぞ」元気を取り戻した分身が柔らかい肌を押し上げた。

155
「両手で広げて」向かいのソファに座ったまま彼が命令する。潤み始めた秘所がぬちゅりと音を立て彼の前に全てを曝け出す。「昼間っから淫乱だな」冷たい声に扉を叩く音が重なった。「そのまま待っていろ」彼の身体で隠されているが少しでも動くと見られてしまう…ぁあっ。考えただけでイってしまった。

156
引き締まった腰に柔らかい胸。国軍大尉で私の補佐官。独身。恋人一人。慣れてきたはずなのに舌を入れた瞬間だけは強張る身体。私を誘う甘い香りと濡れやすい体質。背中を愛撫しながら突き上げると漏れる嬌声。そして…私を離すまいと絡みつく粘膜。以上が私の知っている全て。知らないことは何もない。
 *しろぬこNo.480,481と連動

157
厚い胸板に鍛えられた筋肉。国軍准将で私の上官。独身。愛人一人。唇と舌と指と声と彼自身で私を暴き翻弄する男。汗の香りと熱い視線。時に悪戯に時に優しく責め立て、私が応じると中で大きくなる陰茎。そして…離れた時に零れる白い体液。以上が私の知っている全て。まだまだ知らないことがいっぱい。
 *しろぬこNo.480,481と連動

158
火傷の痕に唇がそっと触れる。「感覚あるのか」「少し鈍いですけど」「痛みを感じないように深めに焼いたんだが…キツかっただろう。すまない」あの時そんなことを考えていたの?どこまでも優しい人。「大丈夫です。女は痛みに強いんですよ」「そうか…そうだな」「んっ」きゅっと胸の先端を摘まれた。

159
「あっ、いや…いやぁ、だめっ…」うわ言のように否定の言葉だけを口にする君は、一体何を拒んでいるのか。感じる所ばかり刺激されること?奥を突き上げながら乳首を吸われること?一度で済むはずのないこの行為?それとも…危険日と知りながら、このまま中に出してしまおうと考えている馬鹿な私かな?

160
「しまった、下着を忘れていたよ」嘘つきな彼が笑ってそう言った。用意されていた替えの眼鏡とスーツを着込み、彼と私で汚した下着を再び身に付ける。「気をつけて帰るんだよ、ペコー君」やっと辿り着いた部屋で震える足の間から玩具を取り出す。次はいつ逢えるのか…彼の愛撫を思い出し自慰に耽った。
 *マーゴット・オレンジ・ペコー編

161
「んぁっ、ゃ、やめ…いやっ」私の動きに合わせ白い身体が踊り金の髪が揺れる。抱えていた片足をさらに持ち上げ中を抉ってやると、快感の波が止まらないのか虚ろな目に涙が溢れてきた。「ずっとずっと…君をこうして泣かせたかったんだ」「や、ぁんっ、あっあっ…あっ!」お願いだ、もっと泣いてくれ。

162
女の脚の間に顔を埋め、丹念に愛撫している男。快楽から逃れたいのか更なる快感が欲しいのか、女の手が男の頭に伸び黒い髪を乱す。暫くすると揺れていた女の腰がびくんと大きく跳ねた。男は身体を離しズボンに手を掛ける。「ちゃんと見ておけ」貫かれた瞬間、天井の鏡に映る女は歓喜の表情を浮かべた。

163
声が漏れそうで必死で唇を噛む。ここで溺れてしまえば他の女達と同じになってしまう。「相変わらず強情だな」崩れ落ちる腰を掴み、更に奥を抉られる。「ぐずぐずに泣いて喘ぐ君が見たいんだ」気に入らなければ抱かなければいいのに。込み上げる快感に負けないよう千切れるくらいにシーツを握り締めた。

164
軽く達したのを確認しトロトロに溶けた場所から指を引き抜く。「リザ」耳元でそっと囁くと彼女は膝から降りて俺のモノに幼い舌を這わせ始めた。「上手くなってきたね」最近はキスだけで濡れるし、拙いながら反応も返してくれるようになった。早く中に入れてみたいけどそれは将来のためにとっておこう。

165
成人となった数日後、自分から誘った。懐かしい香りが記憶を呼び覚まし、あっという間に蕩けていく。「挿れるぞ」「あっ…んっt!」舌や指とは比べ物にならない質量と熱が私を満たす。「ちゅ…さ…」「これからはもっとイイことを教えあげよう」中で果てた彼がまた大きくなる。これ以上まだ先があるの?

166
「今宵」昼間小さくそう呟いた彼女は、月明りの中白い身体を震わせ絶頂を迎えた。「気が済んだか?」胸の上で首を振り遠慮がちに告げる声。「もっと…」可愛く強請る彼女を抱きかかえ、繋がったまま場所を入れ換える。「泣いても止めんぞ」「…貴方のお好きに」今宵、それは彼女が私を求める時の合図。

167
可愛らしい抵抗をねじ伏せ口を塞いだ。「ん、ふ…」徐々に身体の力が抜け、インナーの上からでも分かるくらい胸の先端が固く尖ってくる。潤んだ瞳、赤く染まる頬、甘く零れる声。素直な身体に満足し耳元で悪戯を仕掛ける。「ここで止めようか?」「最っ低ですね」そんなのはとっくに知っているだろう。

168
「ん…ぐっ」合わせた唇からつうっと紅い液体が零れた。「何、するん、ですかっ 」ごほごほと咳込みながらこちらを睨めつける目が堪らない。「真面目な中尉殿はワインよりこちらがお好みかな?」「あっ」軽く揺するだけでぐちゅぐちゅと別の液体が溢れる。「も…いやっ」胸に垂れたワインが艶かしい。

169
すうっと内股を撫でられ脚を開いてしまった。言葉による命令よりも簡単に屈した身体に太く長い指が入り込む。ゆっくりと遊ぶような動きに耐えられなくなった私はしがみついてキスを強請る。「もっと」何を?と軽く返されるキス。「貴方を」観念して答えても増やされた指は緩慢で。今夜は意地悪なのね。

170
「リザ…!」低く擦れた声と共に私の中に熱いものが注がれた。普段は冗談でも口にしないくせに、その瞬間だけ名を呼んでいつも私に止めを刺す。分かってやっているのか無意識なのか目を閉じた彼の表情からは分からない。「狡いですよ、マスタングさん」溢れる熱を伝えたくてぎゅっと彼にしがみ付いた。

171
キスしてと振り向いた身体を折れる程に抱き締め、愛液を滴らせうねる媚肉に自分を開放する。背中に爪を食い込ませてしがみ付き、さらに奥へと私を導き昇りつめる。お互い何度達したのか、眠りにつくまで貪るように求め合う。何も考えなくていいように、誘って、煽って、溺れて…どろどろに交じり合う。

172
下着も脱がさず濡れてもいない膣に突っ込むと苦しそうな声が漏れた。それを楽しみながら項を這う蛇の尾を執拗に舐め上げ、胸の先端を弄れば中がじんわりと濡れてくる。「やめ、て…あっ」充血し始めた陰核も刺激してやると腰がゆっくり動き出す。いつか君の方から抱いてと縋るように調教してあげよう。

173
唇を掠めるようなキスに私を求め激しく舌を絡めてくる。囁くだけで潤む瞳、触れるだけで薫る身体。太腿を撫でていた手を下着の中に差し込めば、そこはもうとろとろでくちゅりと指を銜え込む。「慌てるな」彼女を宥める振りで自分に言い聞かせても理性はすでに熔かされて、己の仕掛けた罠に嵌っていく。

174
後ろから抱え込むように乳房を捏ねると彼女の動きが鈍くなった。「君のイイ場所はここだろう」蕩けそうに熱い中で指を絡め感じる場所に誘導する。「あ、あっ…も、う」「もう、何?」二人分をぎゅうっと締め付け言葉より先に身体が答える。「はや、く…」「いやらしいな」「んっ」背中の文様が歪んだ。

175
ギシギシと動きに合わせ軋んでいた音が止み、くたりと彼女がもたれ掛かってきた。「つれないな、一人でイってしまったのか」汗で濡れた髪をくしゃっと握れば白い肩がピクンと揺れる。「今夜は膝の上で眠らせないよ」「あんっ」繋がったまま彼女をベッドに横たえ、まだ羽織っていたシャツを脱ぎ捨てた。

176
服の下に手を這わせ、ぷっくり主張している先端をくにくにと弄る。「ん…ちゃんと脱がせてください」いつもより高い体温と立ち昇る香りに飲んでいないこちらが酔いそうだ。「明日になって怒るなよ」私の指を飲み込んだ秘部はさらに熱い。「気持ちよくしてくださったら怒りませんよ?」この酔っ払いめ。
 *しろぬこNo.529の続き

177
動きたいのをぐっと堪え彼女の口に指を入れた。自分の愛液で塗れた指を恍惚とした表情でしゃぶる姿にゾクリと快感が走る…と、中の質量が増したのを感じ取ったのか舌の動きが止まった。此方を見つめたまま指を抜き、いつもは火蜥蜴が這う場所に紅い唇が触れる。そんな無言の要求に全身の血が沸騰した。

178
声を抑えようと咄嗟の判断で腕を噛んだ。頭の中も剥き出しの脚も冷えているが男が入り込んでいる部分だけが異様に熱い。「聞かせろ」男の動きが突然止まった。腰を後ろに引かれ、ずり落ちまいと机の縁を掴むと再び激しく突き上げられる。自由になった唇から漏れる声…これでは噂になっても仕方がない。
 *てふてふ。さんの素敵イラストから妄想

179
「もう…挿れるんですか?ひゃん!」陰核に吸い付き丹念に愛撫すればじわじわと濡れてきた。羞恥に顔を隠しているが上下に動く胸の先端は硬く立ち上っている。こんなに熟れているくせに未だ男を知らない身体。「まだだ…これでは入らないよ」つぷっと指を一本差し込む。下拵えをしっかりしなくてはね。

180
秘裂を滑る彼のモノが陰核を擦り上げた瞬間、腕の力が抜けベッドに倒れ込んだ。我慢できずに脚を開こうとするが太腿を縛られた状態では身動きできない。「お願い、挿れて…」「中は駄目だと言ったのは君だろう」「欲しいの、中に…お願い」リボンが解かれ、ほっと力が抜けたところを後ろから貫かれた。

181
彼の目が「早くしろ」と告げるが、指が思うように動かずスカートをたくし上げるだけで息が上がった。羞恥のあまり溢れそうになる涙を必死で堪える。「脚を開け」ガクガクと震える脚を両手で押し広げ彼の前に全てを晒す。「やっぱり履いてなかったな。私の勝ちだ」確認するように彼の指が秘裂を撫でた。

182
「手伝おうか?」「結構です」腰に伸ばした手をぺちんと叩かれた。「はぁ…ん、んっ」なんとか全部入ったところで無理矢理ベッドに押し倒される。「本当に動かなくていいのか」「煩い、です。イかせて、あげ、ますからっ、黙ってて、くださいっ」今夜の奥さんは積極的だ。そして腰の動きもいやらしい。
 *いい夫婦の日

183
ざらついた感触が刺激的でいつもより感じてしまう。「んっ、は、外して…ください」震える唇の前に手が差し出された。革と女の匂いが混じり合うそれを咥えて脱がせると、計ったように反対の手が入り込んでくる。「声が漏れては困るからな。そのまま咥えていろ」命令に背き苦い手袋を路上に吐き捨てた。
 *黒革の手袋祭

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「だめっ…あっ、んーーっ」片脚を抱え上げ一気に彼が侵入してきた。揺さぶられる度に不安定な下半身が震え、繋がっている部分に体重がかかる。「やっ、まだ外に、人が…ぁんっ」「知っている」激しく突き上げられて声や音が漏れているかもしれない。「バレても構わないよ」いいはずないのに…嘘つき。

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「好きでもない男に抱かれるのはどんな気分だ?」秘裂をこじ開け焦らすように侵入してくる行為に理性と快感と欲望が混じり合い、思わず声を上げそうになる。「屈辱を噛みしめるその顔、そそるな」嗜虐心を隠さない彼の瞳に私の方がゾクリとして腰が動いた。ああ駄目だ。好きだと縋り付いてしまいそう。
 *「K」から妄想

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腹の上でもぞりと柔らかい身体が動いた。彼女の動きに反応して己の雄が鎌首をもたげるのが分かる。「元気ですね。まだ足りませんか?」焼け焦げた皮膚には感覚などないはずなのに、指と舌が触れるたび体温が上昇していく。「足りないのは君の方だろう…来い」動く太ももに白い体液が垂れるのが見えた。

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薄いシルクの上から胸の先端を摘ままれた。「男どもに見られて感じていたのか?」「やっ、ちがっ」「嘘をつくな」擦れ合う粘膜がぐちゅぐちゅといやらしい音を立てる。「駄犬にはお仕置きが必要だな」「やめてっ…いやぁ」彼の意図を察し愕然とするがなす術がない。「ぁああっ」熱い精が中に放たれた。

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激しい動きの中で彼女の唇がスローモーションのように動いた。声にならない声が確かに告げた。出して…と。首にしがみついてくる行為と同様に無意識なのだろうが、こちらはもう止められない。身体が勝手に反応して彼女の中に熱を放つ。仕方ない、明日の君の怒りもその後の事象もまとめて責任を取るよ。

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冬の机の冷たさが素肌に伝わる。「いやらしい下着だな。私を誘うつもりだったのか?」「貴方がつけろと…」「命令はしていない」確かに命令はされなかった。自分で自分の行動が分からない。「まあいいさ。誘われてやる」「ひゃ…ぁんっ」限界まで脚を押し広げ、紐の横から生暖かい舌が入り込んできた。

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こんなもの本当に身につけてくるとは思わなかった。驚きを隠し脚を押し広げると、こうなるのを期待していたのだろう。申し訳程度に付いているレースは透けて細い紐もぐっしょりと濡れている。どちらが誘い、どちらが誘われているのか。「ひゃ…ぁんっ」彼女の放つ雌の匂いに抗えず、溢れる蜜を啜った。

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「もうすぐ、会議が…」「あと10分だな」そう言いながら舌がぬるりと入ってきた。ぴちゃぴちゃと音を立てて舐られると身体の中心からじわりと何かが溢れ、仕事中だというのに理性が負けそうになる。「もう濡れてるんだろう」「あっ」分厚い布の上からすっと下半身を撫でるのと同時に耳朶を食まれた。

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互いの指が、視線が、脚が、吐息が絡まり合う。流れ落ちる汗に回した腕が滑り、不満げに眉を顰め中で絡み付いてくる彼女を宥めるように唇を寄せ音を立てて舌を絡める。数か月ぶりの交わり。この逢瀬が最後とでもいうように、普段は閉じ込められた獣の本能が解放され、身体の中心から溶けて混ざり合う。
 *てふてふ。さんの素敵イラストから妄想

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手と唇が触れるたび自分のものとは思えない甘い吐息が漏れた。私を呼ぶ声は限りなく優しいのにその目と行為は容赦なく、身体中が彼の存在でいっぱいになる。やめて欲しいのかやめて欲しくないのか恥ずかしさと欲望が入り混じり判別がつかないまま彼を受け入れた私は、痛みと引き換えに女を取り戻した。

194
君のイイ所はここだろう、と耳元で囁き誘導される。こんな悪ふざけに付き合いたくはないのに快楽を求め指が勝手に動く。「気持ちいい?」「んっん…あっ」空いた手で弄ばれていた陰核がぎゅっと潰された。中がぐにゃりと収縮し彼と私の指を締め付ける。その感触に興奮した私は彼を引き寄せ唇を貪った。

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抵抗していた身体から力が抜け、もじもじと内股を擦り合わせ始めた。壁際に立たせたままドレスの裾をたくし上げ、濡れた入り口をなぞるようにゆっくり指を動かせば可愛い声が漏れてくる。「どうして欲しい?」「…」答えの代わりにほんの僅かであるが脚が開かれた。「舐めてやらんでもないが」「ぁっ」

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肥大した陰核を吸い上げると白い太腿が震えた。指を咥え込んだ下の口が物欲しそうに涎を垂らすので、もう一本増やしてやる。「あっ、も…い、くっ」指の動きを制限するように中がきゅうっと締まる。「いつも涼しい顔をして…ここはいやらしいな」「やっ、見ないで」可愛い姿をじっくり見せてもらおう。

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胸を弄っていた指がその頂きを弾いた。「これがいいのか。締め付けてくるぞ」「おねが…い」「おっと、自分で動くな」堪らず動き出した腰をぐっと抑え込まれる。「このままイけたら動いてあげよう」耳の後ろで低い声が響いた。「あ…」弱点は知り尽くされている。諦めた私は結合部を指でなぞり始めた。

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「零すなよ」グラスに残っていた酒を彼が口に含んだ。「何を!?」先程まで指が遊んでいた場所に舌と冷たい液体が流れ込む。「やっ…ぁあ…」カッと全身が熱くなり、中を埋めて欲しくてたまらない。「零すなと言っただろう」臀部へと流れる液体を舐めとる舌の感触に、私はまた命令違反をしてしまった。

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最初は怪我をしたのかと思った。挿入しようと俯せの彼女の腰を持ち上げた両手付近に見つけた赤黒い痕。少し考えて指をずらせば、それはぴたりと一致した。崩れ落ちそうになる彼女の腰を昨夜は強く掴み過ぎたようだ。反省しながらも己の独占欲を満足させる痕跡に指を重ね、一気に中へと侵入を果たした。

200
薄くなった酸素のせいで急速に思考が狭まった。体は呼吸運動を繰り返すが、その度に下から突き上げられ喘ぎ声が漏れるのみ。涙で霞む視界の中、私を苦しめている男が何か囁いているが、言葉は届かず赤い舌だけが私を誘う。「おね…が…い」自分が何を求めているの分からないまま、その舌を吸い上げた。
 *てふてふ。さんの素敵イラストから妄想